今日は栃木県内避難所閉鎖最終日になりました。
今後、県内避難所に避難されていた方は一時帰宅、または二次避難先としてある日光 那須 鬼怒川温泉などの旅館やホテル コテージ、県内の公営住宅に入られます。
私達も、今まで足湯活動をさせて頂いた避難所にお見送りに行きました。
今まで私達は足湯という一部分でしか避難所に関わってきませんでしたが、それでも皆さんと共に過ごした時間を思うと涙が止まりませんでした。
セレモニーの中にもあった、飯舘村の自然の素晴らしさ、空気のおいしさ…。改めて村に対する思いを考えさせられました。
私は自分の町や県を誇りに思って生きていたか…。
そして今、自分の町があり、機能しているという事がどれほどありがたい事か。
私も震災前までは当たり前に思っていました。
でも、本当は違う。
当たり前に思っていたことのありがたさ…。
村の皆さんのように、自分の町の良さをもっと知り、大切に思って住んでいこうと思いました。
足湯隊としてはこの避難所が初めての活動先でした。
待っていて下さる皆さんがいたから足を運べました。
もっともっと福島の方達に寄り添いたい…
そう思わせてくれたのも県内に避難されてきた方達の思いをお聞きできたからです。
今後は二次避難先にも伺いたいと思っています。
また出張足湯隊として現地避難所に行く予定です。
出張足湯、第1陣は5月4日にいわき方面避難所行ってまいります。
一日も早く安心して生活できる日を目指して、わたし達はこれからも皆さんに寄り添っていきたいと思っています。
【足湯隊リーダー 石田遥香】

* * * 以下、お見送りに参加したメンバーの感想です * * *
足湯のリピーターの方が何人かいらして、会うことができてうれしかったです。話すことはできませんでしたが、涙を流して”ありがとう”と言ってくれた方々を見て、胸が熱くなりました。本当に足湯隊に参加して、たくさんの方々のお話を聞けて良かったと思います。私たちを待っている方々がたくさんいたおかげで、活動することができたんだと思います。
これから避難所がなくなり、足湯リピーターの方々と会うことができなくなることはとても悲しいです。また何らかの形でお会いしたいと思います。 【斎藤 彩花】
いつも足湯に来てくださった方が泣きながら笑顔で手を振ってくださったのを見て感動しました。数回しが行けなかったにもかかわらず、”ありがとう”と言っていただけて、足湯をしてよかったと改めて思うことができました。
避難所の方の思いやりによってボランティアを続けることができました。 【小川 良華】
・最初は緊張からSTARTして、だんだんとなじみが出て、最後には楽しいという思い出がたくさんありました。
・足湯だけではなく、いろんな話をしたり、レクをしたこともよくあり、悪いこともありました。
・最後の別れでは、皆さんからの「ありがとう」という言葉がとても心まで響きました。
・とてもいい体験になりました。 【中井 良】
心残りとさみしさがありました。つながっていたい・・・連絡がもらえなくても心(気持ち)は寄り添っていたい。 【山本 康子】
今までの足湯が今後の生活の支えになってくれるのでは。新たな和を広げていきたい。 【 関 】
今日で栃木での避難所生活が最後ということで、前回行った時より人数も減っていたし、前回会った人でもすでに帰っていた人もいたのでさみしさはありました。生活環境が何度も変わるのは、体力的にも精神的にも疲れるし、つらいと思います。 今後も私にできることがあるなら、積極的に参加させていただきたいと思います。 【高山 茉夕】
- 2011/05/03(火) 14:39:59|
- 東日本大震災
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