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おるとちのぶろぐ

新潟中越地震を期に発足した『災害ボランティアオールとちぎ』の情報発信ブログです。

東日本大震災被災地活動報告書 4/2-3

東日本大震災被災地活動報告書(ボランティアバス第2次分の一部)

特定非営利活動法人とちぎボランティアネットワーク
災害ボランティアオールとちぎ 君 嶋 福 芳

期間:平成23年4月2日~3日
場所:宮城県気仙沼市、岩手県陸前高田市・住田町
目的:気仙沼ボランティアセンターへの活動投入コーディネィト
「ぽ・ぽ・ら」からの支援物資も運搬

概要
〔4月2日〕
 朝7時30分、事務所発。
 9時40分過ぎに郡山着、物資等を宿泊ベースに届ける。カギの管理等の情報が錯綜し、ビッグパレットに寄ったり、燃料運搬でもう一度戻ったりと無駄な時間があり、情報の共有や責任体制が望まれる。
その後、郡山市内で給油し仙台ベースに向かうが、給油に相当の時間を要した。仙台で引き継ぎの後に東北自動車道で一関ICから宿泊場所の室根町矢越でM氏と合流し、宿泊でお世話になる工務店さんに荷物を下ろした後に、気仙沼VCの運営会議に出席した。
夕方5時からの会議では、これまで県外からのボランティアを正式に受け入れしていなかったため、実質的に立ち上げ初日に当たるとのことで、栃木の紹介もさせていただいた。
会議は、気仙沼社会福祉協議会とSVAをコアにいくつかのボランティア団体が加わっていたが、社協事務局長のK1氏のお母様が亡くなったため、急遽、宮城県社会福祉協議会のK2氏が1週間の予定で運営に関わることになったとのことであった。
(K1氏のお母様は人工透析を必要としていたため、被災直後に自衛隊ヘリで北海道の病院に転送されましたが、転送先で様態が急変して亡くなられました)
他には神奈川チームとしてU氏・アドラのW氏、バイクレスキュー、新潟の日赤柴田チーム、等のメンバーが確認できた。
まだ、各避難所の状況把握に努めているような状況であり、泥出し等のニーズは徐々に入り始めているといった活動初期の段階で、今後想定される膨大な業務に対応するにはスタッフの潜在的な不足が懸念される状況である。
そのため、会議終了後にSVAのS氏、宮城県社協のK2氏から、それぞれに栃木として継続的してスタッフを投入するよう強く要望された。
宿泊場所は個人宅の居間(女性は2階)で、持参したパックご飯等で夕食をすませたが、今回参加のM氏から4月末までの1ヶ月間気仙沼でボランティア活動をしても良いとの申し出があり、SVAS氏に連絡をしたところ是非運営スタッフとして迎え入れたいとのことであったので、その旨M氏の了承を得た。翌日朝に宮城県社協のK2氏にも連絡し、快諾を得た。

〔4月3日〕
 他のボランティアスタッフと別れて、朝7時に宿泊場所を出発し、「ぽ・ぽ・ら」から依頼された支援物資を届けるため、住田町へ向かう。
途中、陸前高田市を経由したが町中心部は女川等と同じように壊滅状況で、木造住宅は基礎だけを残して跡形もなく、残骸だけがうずたかく残っている。河川にかかっていた鉄道の橋梁はレールが大きく曲がってその先は無くなっている。湾に流れ込む河川の流域は上流3kmほどの区域にも大きな被害をもたらした。
避難所となっている高田第1中学校へ立ち寄ると、校庭に6世帯で1棟の計6棟、36世帯分の仮設住宅がほぼ完成していた。半分の18世帯は高齢者や障害者優先枠となるとの報道がなされており、まもなく入居可能だと言うが、そのすぐ横にある体育館で避難を余儀なくされている方とのギャップが、入居される方には負担になりかねないとの懸念もある。
食事は自衛隊が対応しており、炊き出しもまめにあるようで、とりあえず生活維持の食料や物資等は充足しているようである。避難者はほとんどが体育館で避難生活を送っており、一部、乳幼児のいる世帯や特殊な事情のある世帯は教室を利用しているとのことで、学校の授業再開にはそれほどハードルは高くないと思われるが、家族を亡くした方々が特に多い地区であり、心のケアの問題は正にこれからの大きな課題となるであろう。
その後、住田町の避難所支援活動をされている方の事務所に「ぽ・ぽ・ら」から依頼された支援物資を届け、帰路についた。道路添いには前日に降ったと思われる雪がうっすらと白く残る肌寒い日であった。

〔今後の課題〕
石巻の活動は、仙台ベースから片道2時間近くを要するため、効率が悪く、活動ボランティアの負担も大きくなることが明確となったことから、再考を要すると思われる。  また、石巻には非常に多くのボランティアが参集しており、サテライトも設置されている状況で、他地区のボランティアセンターよりも活動が定着している。
一方、気仙沼はやっと市外からのボランティアも受け入れて本格稼働しようとしている時期であり、VC運営そのものを支えるコアスタッフが潜在的に不足している状況である。そのため、今回は約1ヶ月間の予定で松本氏が任にあたってくれることとなったが、今後の補完体制も検討を要する。また、継続的な派遣が望まれる。
室根町矢越のベースについては、M氏が地区の代表さんと話し合った結果、地区の集会所を4月末まで借りることができることとなり、次回受け入れから利用可能となった。M氏によれば、建物は新しく3部屋あり、内1部屋12畳は畳の部屋で、シャワーも3口あり、自炊も可能で、宿泊所としては好ましい場所であるとのことである。使用料も正規の料金ではなく、7~8名程度であれば1泊1グループ2~3千円程度の光熱水費での提示である。
現時点は、当該施設の借用で対応することとなるが、期間が1ヶ月程度の限定であるため、より長期的な活動継続のためには、これまで検討してきたプレハブ設置等の検討も同時に進める必要がある。
  1. 2011/04/06(水) 17:15:20|
  2. 東日本大震災

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