9月5日(土)、川口町に、川口町と友好都市の東京都狛江市の皆さんが交流にやってきました。
数日前に和南津のナカヤチさんからそば打ちの手伝いをお願いしたい!
と話が舞い込んできて「はい!」と返事。
で、当日、栃木では各所でイベントが行われ、新潟へは女性二人で参加となりました。
ラーメンつり吉でおなかを満たし(旨かった!)、会場となる“杜のかたらい”に集合。
和南津の皆さんや復興支援センターの方々が準備してます。
狛江市から参加の5名が、そば打ちに挑戦します。
そばの郷の代表、イサブロさんの挨拶、そして、会計&広報(?)担当のナカヤチさんから、
震災ではお世話になったとの挨拶もありました。
で挨拶の後、早速そば打ち開始!
いつもの調子でそば粉とふのりを会わせます。
まとまって来たらこねます。

でも、その頃から???が
まとまらない。というか硬い。
少しづつふのりを追加するが、なかなかいつもの滑らかさが出ない。
5組み中、5組みともまとまらず・・・

なんとかのして切る工程まで行った人。
のせずに諦めて、再度粉から挑戦した人。
肝心の狛江市の方々は、難しいんですね~と
だんだん原因が判明してきました。
今日は、9月だというのに30度を超す暑さ

でエアコンを使用。
犯人はエアコンだ!とわかった時には、みな疲れ果て、そば粉も使い果たし・・・
満足のいくそば打ちにはなりませんでした。
参加者の方々も、苦笑ながらも、そば打ちは難しいことが分かってよかったよ!と。
そんなこんなでそば打ち体験会は終了。

夜の懇親会に向けて少ーし、ナカヤチさんちで休憩。

一面の黄金色の田んぼを眺めながら
「今度来る時には、刈り取りが終わってるよ」と、おかあさん。
「そういえば、あの長いの来ないな?」とナカヤチさん
長いの? (背が高いってことのようです。)
「キミジマさんじゃなくて、、、」
「ユモト君ですね!」
「そうだ!」
震災から5年を振り返りながら、小一時間をのんびり過ごしました。
夜になり杜のかたらいからすぐ近くの古民家“優季庵(ゆうきあん)”で懇親会です。
そば打ち体験以外に参加した方々も集まって来ています。
勿論、役場の職員の方々もいます。

総勢50名(?)が集まって懇親会スタート。
そんな中、厨房ではそばゆでも開始。

慣れない厨房での見事な連係プレーによってそば茹でも無事終了。
地元の料理も沢山。で、そばの売れ行きは、いまひとつでした(苦笑
宴もたけなわの頃に、参加団体の紹介に。
最初に紹介されたが“和南津そばの郷”。

その中に、オールとちぎの紹介もさせていただきました。
他には、荒谷の方々、あぐりの里で食材の加工を行っているグループなどなど。
そして、狛江市からは、手作りのミニ布草履をいただきました。

狛江市の方々は、震災前からの交流だとか。
やはり地震の時には、駆けつけたいけど…と川口町を心配されていました。
そんな、川口町と狛江市との交流も深まってゆきました。
その後は、ナカヤチさんちに行って二次会が。
ナカヤチさんは、気分良く絶好調

最近はまっているという焼酎「魔王」の旨さを語っていました。
お母さんの用意してくれた枝豆やスティックセニョールやイトウリなどなど
懇親会でおなかいっぱいのはずなのに、食べちゃいました。
夜も更けてきたころ、ナカヤチさんが真面目に話し始めます。
「そばの郷、これからどうしてゆけばいいのか?」
私は、何を言おうとしているのかわかりませんでした。
和南津は集落が大きく、まとまりに…とか。
そんな話をした後でしたので、そばの郷に地区からクレームが出ているのか?
と心配したのです。
でも違ってました


「これから俺たちは、どうすればいいのか?」前向きに、この会を継続してゆきたい!と。
そばのオーナー制が始まって5年。
課題は、まだあります。
でも、あれこれ課題を言うよりも、5年間続いていることに自信を持ってもらいたい。
今以上に、そばの郷をより良いものしたいと思うことが大切ですから!
「死ぬまで、そばの郷を続けるぞ!」
という嬉しい言葉を聞くことが出来ました

嬉しい”里帰り”でした。
- 2009/09/08(火) 00:09:25|
- 新潟中越地震
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