28日、29日の週末に宮城県内陸地震の被災地を訪問しました。
今回は、被災地にできた地域たすけあいセンターでの活動の情報発信について、
中心的に活動されている“くりこま高原自然学校”代表の佐々木氏と話をしてきました。
今現在、被災地での活動の様子は、佐々木氏の個人ブログでしか情報発信していない状況にあります。
ブログは、見に来る人にしか伝わらない情報です。時間の経過と共にブログを見る人は、
佐々木氏が事業として行っている自然学校の利用者や仲間関係者だけになってくること予想されます。
今回、貴重な佐々木氏のブログの内容を、記事化し、災害に関心のある方はじめ、多くの応援者に
メール等で送ることにより、より被災地を継続して支援してゆけるような情報発信方法を
とるべきではないかいうことで、震災がつなぐ全国ネットワークの栗田氏からの要請により、
被災地を訪れました。
28日夕刻に佐々木氏を訪問。現在の被災地の動き等の話をしました。
避難指示が出され着の身着のままヘリで山を降りた耕英地区の皆さんの様子。地域の産業である、
イチゴとイワナの救出作戦なるプロジェクトが発足していることなど。
29日、ヘリで水耕栽培のイチゴへの水やり作業を行う予定でしたが、天候不順により中止になり
前日に収穫してきたイチゴのヘタとり作業を行った。
地域たすけあいセンターから車で5分ほどの場所に移動し、ボランティア、地域住民総勢30名
程で、ヘタとり作業を行った。ボランティアは主に、佐々木氏の自然学校の仲間の方々など。
作業内容は、ナイフでヘタをV字に切り取る。痛んでいる部分も取る。

両手を真っ赤にしながら、そしてよーく熟したイチゴをほおばりながら、作業は進む。
途中、手作りジャムをぬったパンやイチゴ100%の濃厚ジュースが振舞われた。

切り取る人・イチゴを洗って袋詰めする人・イチゴを補充する人と見事な連携プレーで
300kgあったイチゴは、242kgになった。ジャム作りまで、冷凍庫に保存された。
ジャム作りも、ビンの発注、加工場所の確保など、イチゴ農家のみならず皆さんで進めている。

夕方のミーティング前にイチゴプロジェクトの会議に参加させてもらった。
イチゴのヘタとり作業を、ボランティアと共に行い、着々と耕英イチゴがジャムとして新たな姿で
販売され、復興に向けて進んでいることが確認された。
しかし、山にまだイチゴは沢山残っている。収穫を待ち望んでいる。
収穫の時期は、あと1週間がタイムリミット。それまでに出来るだけのことはしよう!と
ヘリでの移動に頼らずに徒歩で山に行く計画をしている。
倒木の撤去作業の依頼に始まり、徒歩での迂回路の整備、山での通信手段の確保として無線機
の用意やNTTへの協力要請などなど、地域のみんなでプロジェクトを進めていることに安心を覚えた。

また、イワナについては、水が予想よりも濁っていないため、今すぐの救出は必要ない様子。
しかし、エサをあげに行かなければ痩せていく一方である。上手くいってイワナが成長しても
山に買いに来る人はいない。どうやってイワナを売るか?イベントで売るという意見もある。
燻製にしてみてはどうか?まだ具体的なイメージは出来ないけれど、みんなで取り組み始めている。
澄んだ水でしか生きられないイワナ。くりこまの清流で、よーく太って、全国の食卓に並ぶことを
みんなで考えてゆきましょう!
今回の訪問の目的でもある情報発信について、現在のたすけあいセンターで動くことは困難な為、
佐々木氏のブログや栗原市・市社会福祉協議会のHPなどの情報も含めて、全国に発信する方向
にしたいとの共通認識を確認した。当面は、栃木から協力し、状況が落ち着いてきたら地域に
戻すことで検討することとした。
青木
- 2008/07/02(水) 00:04:47|
- 岩手・宮城内陸地震
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